Aterm HT100LN レビュー

ガジェット

据え置きのバッテリーレスLTEルーターは良いぞ

ばっちぷろぐらまー

100Vのコンセントに挿して使うSIMが入るルーター「LTEホームルーター」です。モバイルルーターよりニッチな商品ですが、特徴ゆえに一部の需要が高い商品です。例に漏れずレビューしていきますが、すでに先人のレビューがあるので、個人的な気付きとどうしても言いたいことを自己満足にレビューしていきます。

スペック

発売日 2017年8月1日

対応Band(国内)

  • 4G Band 1/19/26

Wi-fi :802.11 a/b/g/n/ac (W52,56、最大433Mbps)
最大速度 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps
バッテリー なし
SIMサイズ nanoSIM
接続端子 有線LAN: 1000BASE-T/100BASE-TX(Auto MDI/MDI -X)

引用: https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/mobile/ht100ln/spec.html

なお、本機にはHT110LNという姉妹機が存在し、違いは4Gの対応バンドがBand1/8 に変わっており、Softbank向けになっております。

概要

The最新電子機器・・・という感じはなく、ポップな感じ(?)で生活空間にも馴染むようなデザインな気がします。

バッテリーレスで100Vのコンセントに電源を接続することで動作するSIMが入るルーター(以下、LTEホームルーター)です。

有線LANが最大1Gbps、無線LANが最大433Mbps対応となっておりますが、最大のボトルネックはLTEの150Mbpsなので、速度を期待して購入してはいけません。

類似のSIMフリーのLTEホームルーターはI O DATAのWN-CS300FR、ちょっと裏技的ですがSONYのAIホームゲートウェイのNCP-HG100があります。ガジェットに詳しいアニキたちは対応Bandの多くてAmaz○nやメ○カリで3000円前後で投げ売りされているSONYのをオヌヌメいたします。(対応Bandは4G 1,3,8,19,21,28,41、3G 1,6,8,19、802.11ac 2×2MIMO対応)

外見

特にこれといった特徴がないのが特徴です。上から見ると角を丸くした正方形です。

インタフェースは見ての通り写真左から「リセットボタン、nanoSIMスロット、有線LAN、12V電源です。ワンサイドにまとめられててよいですね。

SIMは挿入するタイプです。標準SIMやmicro SIMじゃないからSIMサイズ変換して詰まらせる・・・ということはないでしょうから、個人的にはスロットのタイプにそこまで関心はありません。

背面にはよくある各種情報が印字されています。QRコードがありますが、これをスマートフォンの標準カメラで読み取ってもWi-Fiの自動設定はされません。南無。

I O DATAのWN-CS300FRとの比較です。サイズ感はほぼ同じです。

違いは有線LANの最大速度が100Mbps、無線LANが2.4GHzのみのかわりに、対応Bandが(4G 1,3,8,18,19,26、 3G 1,6,8,19)と有線LANと対応Bandがトレードオフになっています。

IODATAの方は表面の灰色の部分がマッドになっており、加水分解でベトベトになる未来を危惧しています。

やっぱり詳しいアニキたちはSONYのやつを買いましょう。

電源と本体のサイズを比べるとこんな感じ。電源のサイズ、向きも重要ですよね。

詳しいアニキ用に電源の情報も載せておきます。

内径2.1?2.5で、中にポッチがあります。

LED消灯

当たり前?ですが、人・環境によっては目障りなLEDは消灯できます。

後述しますが、Web管理画面から「全点灯「全消灯」「POWERのみ点灯」の3つから選択できます。

Web管理画面

これといって特徴はないですが紹介します。

Wi-Fiまたは有線LANで接続後、初期状態ならブラウザで「192.168.179.1」で入れます。初回アクセス時にパスワード設定強制なのがちょっといただけません。

無線LANの設定画面を見ると

無線のチャネルを選択できるようです。また、SSIDが2つ使えます。人によっては使い道がありそうです。

SIMのAPNは10つ登録できます。そんないらんやろ。↓

画像を用意するの忘れましたが、プリセットのAPNがざっと30以上あり、比較的大手でなくてもAPNが予め用意されているので、ボタンをポチポチするだけで設定できそうです。

今回も余っているyumobileのSIMを突っ込んだのですが、さすがにプリセットにはありませんでした。これ、プリセットにあるSIMだったらAPN自動設定されて、ユーザーはSIM入れて電源入れるだけで使えるようになるのかな?

その他設定にはLEDの設定があります。

「補助設定」の「状態表示ランプ点灯設定」からお好みのを選択しましょう。

まとめ

NEC製の100Vのコンセントに挿して使うSIMが入るルーターでした。誰が使うんだこんなもの!と思う人もいらっしゃるかと思いますが、どうやら

  • 工事現場・ライブ会場等の一時的なインターネット回線として
  • 実家・老人ホーム用に大して通信しないけど、常時インターネットが欲しい場合

にて多く活用されているようです。

100Vで安定した電力を得られ、かつ本体が大きいゆえにアンテナの面積をしっかり確保できるのでモバイルルーターより通信は安定してそうです。

ニッチすぎる故に対象がかなり限られてる気はしますが、そこにはたしかに需要がある商品ですし、個人的には素晴らしい商品だと思ってます。

PS. yumobileのAPNのプリセットあるじゃん!とおもったら、ヤマダニューモバイル(別サービス)でした。

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