これはアクションカメラだ・・・これはアクションカメラだ・・・!
ばっちぷろぐらまー
世にも珍しい、電話機能を搭載したアクションカメラが手頃な価格で販売されていると聞いて買ってきましたのでレビューします。
はじめに
きっかけは、イオシスのTwitterでめっちゃ宣伝されていたのをたまたま見かけたためです。
そして、ジャンク(主に外装難)だと13000円・16000円の商品も存在するとのことです。
実はこれの一つ前のG03も持っていて運用しているのですが、G03のSoC(CPU)はSnapdragon 630の影響なのか、カメラ起動するまでに結構待たされるのが不満だったことと、G04でアクションカメラとしての機能が増えて(後述)魅力度が増しているとのことで、気になって仕方ないので買ってみました。
スペック
iosysで購入したので、iosysのを引用します。
CPU: Qualcomm Snapdragon 660
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1920x1080)
カメラ機能: メイン約2400万画素/サブ約800万画素
外部メモリ: microSDXC(最大512GB)
本体重量: 約200g
電波帯: 4GLTE/VoLTE
Wi-Fi: a/b/g/n/ac
その他: Bluetooth5.0/NFC/テザリング/GPS/防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP6X)/おサイフケータイ
発売日: 2019年8月
SIMカードサイズ: nanoSIM
接続端子: Type-C

アクションカメラとしては珍しく2つのレンズを搭載しており、状況によって高画質と超広角を使い分けることができます。
加えて大型のディスプレイを搭載しているので、撮影した画像・映像をその場で細かい部分までしっかり確認することができます。便利!
トドメはSIMが挿入できるのでその場で画像や映像をSNSに共有することが可能です。それどころかAndroidを搭載しているので本機はもはやスマートフォンです!!!!!!!電話機能搭載アクションカメラ!!!!!!画期的!!!!!!!!!!!
気になるBandですが、
4G

3G

よって、
4G: Band 1/3/26
3G: Band I
なので、KDDI系のSIMで運用するのがBestで、あとは楽天モバイルが理想でしょうか。Docomoも東名阪なら実用の範囲だと思います。
KDDI系のSIMであれば全国どこでも不自由なく使えるでしょう。アクションカメラということで常用はしないでしょうから、povo SIMでも突っ込みましょう。
外見
前作のG03と比較すると「写真だと大差ない」のですが、持ってみると「ワンサイズ大きい」という印象を受けます。

どこが?と感じるかと思いますが、G04の本体上下の両サイドについているバンパーの部分がかなりでっぱっており、手に持った時にでかいな・・・となります。前作にあたるG03にもこのでっぱりは存在するのですが、そんな大きくないので思ったほど持った時に干渉しません。
それよりも、本体下部の裏蓋のでっぱりが気になります。片手で持った時に持ち方次第では別になんのこっちゃないのですが、指の位置によってはこのでっぱりが「指に刺さる」と表現するのが良いのでしょうか、存在を感じます。

また本体側面にはスマートフォンのように「電源キー」「音量キー」があるどころか、「カメラキー」、任意の機能を割り当てられる「アクションキー」まであるため、自撮り棒のように「本体を挟んで使う」場合は干渉する場合があるので、干渉しないか確認の上運用しましょう。
バッテリー
本機はバッテリーをユーザーが交換可能です。予め充電したバッテリーを複数持っていけば山奥や海等のレジャーでも1日中フル稼働することが可能です。発売元のKDDIから純正品が購入可能です。2021/11/23現在、2310円です。G04はもう2年前の機種なので、在庫がなくなるまえに確保しましょう。

カメラ
アクションカメラなので言わずもがな重要ポイントですね。TORQUEは通常のカメラにオーバーレイでさまざまな情報を表示できるのが特徴です(今となってはGoProにもありますが、多分TORQUEが先だったはず)。説明よりも実際の映像を見たほうが早いのでさっそく観てみましょう。
G03ではオーバーレイで表示できるのは「速度」「ALTITUDE(高度)」「G-FORCE(加速度)」「DISTANCE(移動距離)」でしたが、本機G04からはオーバーレイに3つのモード分けになり、
- Basic
- Fishing
- Bike
の3つになりました。G03で搭載されていたオーバーレイはG04のBasicに相当します。
Basic

G03にあった項目に加えて
- 撮影時間
- 天気・気温
- 場所(具体的な地名の文字表示)
が追加され、レイアウトも変更になってます。
bike

G04にて新登場のモードです。
広角カメラ固定になりますが、表示できる項目が増えます。一番の違いは画面右下のMapがスタート地点とゴール地点の相対表示だけだったのが、bikeモードではGoogle Mapになります。
(参考)Fishing mode

今回は検証しておりませんので、説明の画面のみ掲載します。
アクションカメラとして
語ってもしょうがないのでとりあえず動画を観てみましょう。
bikeモードに設定し、自転車の前方にG04を装着して撮影したものです。
※振動により画面が激しく揺れます。酔いやすい方はご注意ください。
夜間でもこれだけ撮影できれば大したモンではないでしょうか。
比較
2つのモード、そして比較用に別機種の動画を用意しましたので、比較していきましょう。
TORQUE G04 basicモード
標準カメラ(≠広角カメラ)で撮影しています。
後述のbikeモード(広角カメラ)と比較して映像がきれいですが、揺れ(手ブレ)に弱いことがわかります。
TORQUE G04 bikeモード
bikeモードでは広角カメラ固定になり、basicモードおよび後述のG03と比較して経過時間が大きく表示できること、右下にGoogle Mapが表示されることが進化点となります。
個人的な好みとしては経過時間と走行距離と高度のグラフ(画面右上の経過時間の上のグラフ)の存在感が強すぎて景色を楽しめないので、この撮影以降は表示をOFFにしています。
映像はbasicモード(標準カメラ)と比較して、揺れ(手ブレ)は抑えられているものの、やや映像が荒いですね。
(参考1) TORQUE G03(前機種)
TORQUE G03にはG04のbasic相当のモードしか存在しません。
広角カメラで撮影していますが、レンズのせいなのか道路両脇のライトがすごいことになっていますね。
また、映像もG04と比較してかなり荒く、お店の看板等の文字は読めそうにありません。もうG03には戻れません。
※なぜか最初GPSをつかめていなかったようで、画面右下のMap、画面左下の速度メーターが途中まで更新されません。ナッテコッタ。
(参考)最高峰のAndroidスマートフォンのカメラ
広角カメラを使用しています。イマドキのスマートフォンってこんなにきれいに撮れるのかよwwwwって思いました。科学のチカラってスゲー。
耐性
ゴッツイ見た目の通り、強く作られています。何に対して強いかと言う話ですが、

標準の使い方ではもはや「壊れるのが不可」ではないでしょうか。
しかし、過去機種ではありますが、破損例があります。精密機械なので言わずもがな大切に扱いましょうね。

まとめ
もともと自転車のドラレコ用としてG03を購入して運用していたのですが、カメラを起動するまでにワンテンポ待たされることが多かったので、アップグレードした本機種が手頃な金額で手に入り大満足です。
SoCだけでなく耐性(耐海水・塩水)もアップグレードしており、海岸付近や海中でも利用可能と思われますので、陸だけではなく海でも活躍できること間違いなし!TORQUEなら専用ケースなしでも海水OKなので、ダイバーのみなさんにも是非活用していただきたいです。
なお、TORQUEは電話機能も搭載しているので、電話を始めスマートフォンのようにアプリをインストールしたりすることで活用の幅は無限大です。
気になる方はぜひ秋葉原へ。
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