令和3年も残りわずかとなりました。
年の瀬なんぞ関係ありませんが、「常識の範囲内で無制限」の回線について考察します。
散々
データ使用量無制限!(無制限とは言ってない)
データ容量無制限で使い放題※1※2※3※4
なんてことがありましたね。
本稿では「常識の範囲」で「無制限」で使える回線を紹介します。
“常識の範囲”とは
常識の範囲とったところで結局の所は「主観」でしかないので、本稿では
- 在宅中・移動中にストリーミングで動画を観る程度
- 毎日のように数100GBのデータ容量を使わない(OSのアップデート、たまにisoのダウンロード程度)
- Torrentで常時通信を垂れ流さない
とします。イマドキの若者、不自由なく使うとしたらこんな感じですよね?
(王道の無制限回線)
答えはシンプルで
固定回線契約
です。
しかし、
- 2年以内に引っ越しの予定がある、2年住むか確実でない
- 賃貸が工事不可、無料インターネット(快適に使えるとは言っていない)があって、自分で契約できない
という場合、消去法的にではりますが無制限を謳っているモバイル回線を契約して「常識の範囲内」で無制限の回線を手に入れる方法があります。
消去法的な無制限回線
固定回線契約が無理だから本稿のような記事を求めて彷徨ってるわけですよねすみません。
docomo home 5G HR01


令和3年の無制限回線のトレンドはこれでした。
Twitterでは「1TB流しても制限されない!」と話題になってました(ことの良し悪しはともかく)
商品名に5Gとありますが、4Gエリアでも無制限なので日本全国ほぼどこでも利用できます。ドコモの4Gが無制限なら最高だよね。
執筆現在(2021/12/30)も特段厳しい制限はないように見受けられるので、ベストバイ筒です。端末の分割がない「一括0円」で買うことができれば3年間4000円弱で使えます。「”一括”0円」である必要があります。「”実質”0円」ではダメ。
唯一といっても良いデメリットは設置住所(自宅)から動かしてはいけないこと。GPSで監視されているので、動かすと通信を止められます。自宅で使いましょう。
※筒とは
コンセントに挿してポン置きで使えるおうち用ルーター。工事不要で即日使えて無制限がウリの回線・端末のことを指す。
KDDI/Softbankの筒は3日間に一定の通信量を超えると、混雑する時間帯(主に夕方~深夜)に通信速度が制限される。おしおき。
最近はおしおきもやさしくなって、制限時でもYoutubeで720pの動画が観れるくらいにはなった。
iVideo 304ZT

悪名高き303ZT/305ZTの法人向け。iVideoでは本機種がレンタルされている。
以前はSIMだけのレンタルもあって、これはだいぶ安かったのだが今は本体込みのレンタルのみ・長期割引なしで税込み月額5830円。
SIMだけがあったときは4300円とか3850円とかだった気がする。
なぜか(?)未だに法人向けの304ZTには制限がない。
サポートがEnglish, 中文対応なのはよいが、デメリットとしてWebサイトが少々難解で一般人が手を出すにはちょっと取っつきにくい。
加えて端末が今となっては古いので、通信速度が最新機種と比較すると遅い。
Docomo 5Gギガホプレミア + 適当なスマートフォン・ルーター
持ち運びたいならこれ。
一人暮らしの若者ならメインのスマホを5Gギガホプレミアにし、PC等のインターネット接続が必要になったらテザリングでしのげば無制限回線の完成。
SIMだけ契約して、適当に買ってきたルーターに挿して運用してもよし。
普通にDocomoでルーターも購入してもよし。
プランの名前が5Gだけど、4Gエリアでも意識することなく同様に無制限で使える。
デメリットは税込み月7315円なのと、SIMのみ契約時にはドコモショップに出向いて技適マークありの5G対応端末の提示が必要。
au 使い放題MAX5G / Softbank メリハリ無制限
DocomoでなくともKDDI/Softbankでも同様のプランがあるが、au/softbankにはテザリングに月30GBの制限があるためDocomo推奨。
auのデータ使い放題5Gは同じくau発売のZTEのルーターに挿すとテザリング判定にならず使えた実績があるが、自己責任で。
まとめ
モバイルで無制限と言ったらUQ WiMAXやPocket Wi-Fiでしたが、3日で15GB制限等があり、動画をよく観るユーザーは1日でこの上限に達してしまい快適とは言えませんでした。
しかしここ数年で通信コストが非常にリーズナブルになり、モバイルでも常識の範囲での無制限のプランが登場しました。Ping(応答速度)や通信速度では固定回線には敵わないものの、条件的な利用の仕方では固定回線と同等の使い方が可能です。特にDocomoのhome 5Gは固定回線並みにコストが低く、Docomoを利用していないユーザーでも気軽にできます。2年間トータルで計算するとモバイルの無制限回線が高く場合がありますが、持ち運べる・工事不要等のメリットもあります。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
また、SpotifyやLINE music、Radikoの「高速通信は不要だけど、長時間使う」という場合は低速放題のSIMを検討するという道もあります。合わせて検討ください。
またLINE mobileやBIGLOBE,OCNには特定の通信はパケット残量を消費しない「カウントフリー」機能もあります。こちらも検討してみてください。
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